「けっこう安い。」がキャッチフレーズのイオシス。
でもこれは、中古スマートフォンやタブレット、パソコンなどのデジタル機器の販売に関する話。
では、買取価格はどうなんでしょうか?
実は、ランクごとの評価基準や最低買取保証の条件が公式サイトで公開されており、事前に知っておけば「思っていたより安かった」というギャップを避けやすいサービスが人気です。
この記事では、イオシスでMacとiPhoneを買い取ってもらう手順と、査定額を左右するポイントを解説します。
前提・環境情報
- 対象サービス:イオシス買取(宅配買取・店舗買取)
- 対象デバイス:iPhone、Mac(MacBook Air・MacBook Proなど)
- 情報の基準時点:2026年9月。買取条件やキャンペーンは変更されることがあるため、申込み前に公式サイトの最新情報もあわせて確認してください
イオシスとはどんな買取サービスか
イオシスは、株式会社イオシスが運営する中古スマホ・タブレット・パソコン・スマートウォッチなどの販売・買取専門店です。秋葉原や大阪日本橋などに実店舗を構えるほか、全国どこからでも送料無料で申し込める宅配買取に対応しています。
もっとも使いやすいポイントは、買取価格の目安を公式サイトで先に確認できることです。型番やメモリ・ストレージ容量などのスペックを選ぶと、買取上限価格と最低保証価格がその場で表示されます。事前に見た金額と実際の査定額の差が小さいという評判も多く、はじめて売却する方でも見通しを立てやすいサービスといえます。
イオシスでMac・iPhoneを買い取ってもらう手順

宅配買取を使う場合、大まかな流れは次の4ステップです。
STEP1 買取価格を確認して申し込む
公式サイトで型番やスペック(メモリ・ストレージ容量・カラーなど)を選び、査定カートに追加して申し込みます。この段階で表示される金額はあくまで目安ですが、最低保証の条件を満たしていれば、実際の査定額がこの金額を下回ることは多くありません。
STEP2 データを消去し、初期化しておく
申し込みが済んだら、発送前に本体を初期化します。単にデータを消すだけでなく、「このデバイスは自分のものではなくなった」とApple側に伝える作業でもあるため、順番を守ることが大切です。
iPhoneの場合は、「設定」アプリから「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」の順に進み、パスコードとApple IDのパスワードを入力すれば初期化が完了します。
以前は「iPhoneを探す」のオフとiCloudからのログアウトを別途行う必要がありましたが、2025年7月以降は、この「すべてのコンテンツと設定を消去」の操作だけで両方とも自動的に処理されるようになりました。手順が減った分、うっかり別の作業を忘れるリスクも下がっています。
より詳しい注意点やLINE・認証アプリの引き継ぎまで含めた手順は、以下の記事で詳しく解説しています。
🔗こちらもチェック:iPhoneは一括購入と返却プログラムどちらがお得? 選び方の基準を解説【2026年版】
Macの場合は、モデルの発売年によって手順が変わります。
2019年以降のモデルでmacOS Venturaより新しいOSを使っていれば、「システム設定」から「すべてのコンテンツと設定を消去」を選ぶだけでApple IDのサインアウトと初期化が一括で完了します。一方、2018年以前のモデルでは、Apple IDのサインアウト、「Macを探す」のオフ、ディスクユーティリティでのSSD消去、macOSの再インストールを順番に行う必要があります。初期化前にはバックアップを取り、電源とネットワークに接続した状態で作業を進めましょう。作業時間の目安は約30分です。
サブスクやライセンス認証の解除まで含めた詳しい手順は、以下の記事にまとめています。
🔗こちらもチェック:Mac・MacBookの初期化のやり方|下取り・買取に出す前の手順を解説
STEP3 梱包してヤマト運輸で発送する
初期化が済んだら、ヤマト運輸の集荷を利用して自宅から発送します。送料は無料です。
箱や充電ケーブルなどの付属品は、査定額に関わるためできるだけ揃えて梱包しましょう(理由は後述します)。
STEP4 検品・査定・振込までの流れ
イオシスに商品が到着すると、まず到着の連絡がメールとマイページに届きます。
そのあと専門スタッフによる検品と査定が行われ、査定結果がメールで通知されます。マイページから「承諾」または「返送希望」を選ぶと手続きが進み、承諾した場合は指定口座に代金が振り込まれます。査定結果への返答が早いほど、その後の手続きもスムーズに進みます。
店舗買取を使う場合
急いで現金化したい場合は、店舗買取という選択肢もあります。
運転免許証やマイナカードなどの身分証明書を持参して最寄り店舗に持ち込めば、その場で査定と現金でのお支払いを受けられます。ただし予約ができない店舗がほとんどなので、来店時に待ち時間が発生する可能性は考えておきましょう。
査定額はどう決まる?減額される主なポイント
「なぜその金額になったのか」がわかりにくいと、査定額に納得しづらいものです。イオシスは評価の基準を公式サイトで公開しているため、あらかじめ知っておくと安心です。
状態ランクの基準

査定は主に次のランクで評価されます。
- Sランク:未開封・未通電、またはキャリアショップで通電確認されただけのもの
- Aランク:使用感が少なく、傷のないもの(変色や落ちない汚れも傷として扱われます)
- Bランク:外装に目立つ傷や凹みがないもの
- Cランク:外装に目立つ傷がある、または小傷が多数あるもの
これに加えて、破損や機能不良がある場合は難あり品・ジャンク品としての扱いになります。「多少の傷は仕方ないが、目立つ凹みや割れがあると評価が変わる」というイメージを持っておくと、事前の判断がしやすくなります。
付属品の欠品で約5%減額される
外箱・マニュアルを含む付属品が1つでも欠けていると、約5%の減額対象になります。逆に言えば、付属品がすべて揃っていれば、その分の減額はありません。「本体だけ」で売る場合でも減額幅は変わらず約5%なので、無理に付属品を探しまわる必要はありませんが、手元にあるなら揃えて出したほうが得です。
バッテリー最大容量が80%未満だと約20%減額される

iPhoneは、バッテリーの最大容量が80%を下回ると、約20%の減額対象になります。
バッテリー最大容量は「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」から確認できるので、売却前に一度チェックしておくとよいでしょう。数値によっては、バッテリー交換をしてから売るほうが結果的に得になるケースもあります。
最低買取保証で「古すぎて値段がつかない」を防げる
イオシスには、一定の条件を満たせばそれ以上安い金額にはならない「最低買取保証」という仕組みがあります。
主な条件は次のとおりです。
- 本体の操作・動作に不具合がない
- 水没反応がない
- データが消去済みで、iCloudやGoogleアカウントからログアウトされている
- root化・脱獄がされていない
- 液晶に黄ばみや輝度ムラがない
- 本体に割れ・ヒビ・曲がりなどの破損がない
- iPhoneの場合、バッテリー最大容量が80%以上である
- ネットワーク利用制限が「×」「ー」判定でない
古いモデルだからといって値段がつかないとは限らず、これらの条件を満たしていれば最低限の金額は保証されます。
逆に、いずれかの条件を満たさない場合は、難あり品・破損品・ジャンク品として個別の判断になります。
ネットワーク利用制限や動作不良は買取不可になることもある
初期化ができない、各種ロックが外れていない、画面が表示されない、充電や起動ができない、ネットワーク利用制限が「×」判定であるといった状態は、買取そのものができない条件として案内されています。分割払いの残債があるなど利用制限に不安がある場合は、契約先で状況を確認してから申し込むと戻ってくるのを防げます。
修理歴についてもふれておきます。非正規店での修理やパーツ交換歴があると、最低買取保証の対象外になったり、個別査定で評価が下がったりすることがあります。どこでどんな修理をしたか、簡単にメモしておくと査定時の確認がスムーズです。
少しでも高く、損なく売るためのコツ
「売ると決めたら早めに」が公式の推奨
スマホやパソコンは発売サイクルが早く、時間が経つほど価値も買取額も下がっていきます。
イオシスの公式サイトでも、売ると決めたら早めに買取に出すことをすすめています。新しいモデルが発表されると型落ち品の需要は下がりやすいため、「そろそろ買い替えたい」と思ったタイミングで動くのが、結果的に高値につながりやすいといえます。
買い替えのサイクル自体を見直したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
🔗こちらもチェック:iPhoneは一括購入と返却プログラムどちらがお得? 選び方の基準を解説【2026年版】
スペックによる価格差を知っておく
Macは、Apple Silicon(M1以降のチップ)を搭載したモデルのほうが、Intel搭載モデルよりも中古市場での需要が高い傾向にあります。また、メモリやストレージ容量が大きいカスタムモデルほど、標準構成のモデルより買取上限額が高く設定されやすい点も覚えておくとよいでしょう。
購入時のスペックによって査定額の上限そのものが変わるため、正確な型番とスペックを最初の価格確認の段階で入力することが大切です。
付属品はできるだけ揃えて出す
前述のとおり、付属品の欠品は約5%の減額につながります。箱や充電ケーブルが手元に残っているなら、発送前にまとめておきましょう。
メルカリなどのフリマアプリと比べてどちらがいいか
「フリマアプリのほうが高く売れるのでは」と思う方も多いはずです。
販売価格そのものはフリマアプリのほうが高く設定できる場合がありますが、販売手数料や送料の負担に加えて、購入者との間で傷の有無や動作不良をめぐるやり取りが発生することもあります。
イオシスのような買取専門店は、査定基準があらかじめ公開されているぶん想定外の減額が起きにくく、発送してから入金までの流れが決まっているので、手間や交渉ごとを避けたい方には向いています。逆に、多少手間がかかっても1円でも高く売りたい方は、フリマアプリとの併用を検討する価値があります。
査定に納得できないときはキャンセルできる
提示された最終査定額に納得できない場合は、キャンセルして返送してもらうことができます。
返送料は、買取対象外の付属品のみを返送するようなケース(この場合は着払い)を除いて、原則としてイオシス側の負担です。「送ったら最後、金額を受け入れるしかない」というわけではないので、金額に納得できないときは無理に承諾する必要はありません。
なお、査定のために行われる初期化で消えたデータについては保証されないため、発送前のバックアップは忘れずに行っておきましょう。
よくある疑問
Q. 分割払いが残っている(ネットワーク利用制限が「△」の)iPhoneでも売れますか?
利用制限が「×」判定の端末は買取の対象外となります。「△」の場合も、そのままでは最低買取保証の対象外となるため、契約先に残債の状況を確認し、可能であれば支払いを済ませてから申し込むのが基本です。
判定条件は端末ごとに異なるため、迷ったら申込み前に確認しておくと安心です。
Q. 画面に薄い傷がある程度でも減額されますか?
「使用感が少なく傷のないもの」がAランクの基準になるため、目立たない程度の擦れであっても、傷として評価される場合があります。反対に、目立つ傷や凹みがなければBランクとして扱われる可能性があるため、実際の見た目に近いランクで事前に見積もっておくと、当日の査定額とのギャップを減らせます。
Q. 増額キャンペーンやクーポンはどう使えばいいですか?
キャンペーン内容は時期によって変わるため、申込み前に公式サイトのキャンペーンページを確認するのが確実です。
適用条件や対象機種が限定されていることもあるので、条件を満たしているか申込み前にチェックしておきましょう。
🔗こちらもチェック:Mac・MacBookの初期化のやり方|下取り・買取に出す前の手順を解説
まとめ
イオシスの買取は、ランクごとの評価基準や最低買取保証の条件があらかじめ公開されているため、事前に自分の端末がどのあたりに当てはまるかを確認しておけば、査定額に対する納得感を持ちやすいサービスです。
付属品を揃える、バッテリー状態を確認する、初期化の手順を守るといった準備をしておけば、大きな減額を避けながらスムーズに売却できます。買い替えを決めたら、早めに動くことも忘れないようにしましょう。
✅出典