こんな悩みはありませんか?
テレビの情報番組やニュースで「敷地面積は東京ドーム○個分」「高さは東京スカイツリー○本分」と言われても、実際どのくらいの規模なのかピンとこない――。
この記事では、面積・容積・高さ・距離を比喩的に表現するときによく使われる基準と、その具体的な数値をまとめて解説します。
悩みの背景|なぜ「東京ドーム○個分」が使われるのか
新しい施設が完成したり、災害の被害範囲が報道されたりするとき、「敷地面積は東京ドーム○個分」「世界一の高層ビルは東京スカイツリー○本分の高さ」といった比喩表現がよく使われます。
数字だけを聞いてもイメージが湧きにくいものを、誰もが知っている建造物に置き換えることで、規模感を直感的に伝えようとしているのです。
とはいえ、そもそも基準となる東京ドームや東京スカイツリー自体の広さ・高さを正確に知らないと、比較のしようがありません。
この記事では、その基準となる数値を面積・容積・高さ・距離にわけて整理します。
面積・容積の基準となる東京ドームの基本情報
- 東京ドームの面積:4万6755㎡(約1万4168坪)
- グラウンドとして使用している部分:1万3000㎡
- 容積:124万㎡
東京ドームを基準にした例としては、次のようなものがあります。
- 東京ディズニーランド(約51万㎡):東京ドーム約11個分
- USJの敷地面積(約46万㎡):東京ドーム約10個分
ほかの面積の基準になりそうな事例
東京ドームでは例えづらい、身近な広さの基準もまとめておきます。
畳(不動産の広さの目安)
不動産情報でよく使われる畳の面積は、一畳あたりおよそ1.62㎡です。
6畳ワンルームなら、1.62㎡×6でおよそ9.72㎡、目安としては約10㎡になります。
ただし、畳のサイズは地域によって異なります。
- 京間(主に西日本エリア):約1.82平方メートル
- 六一間(山陰地方、近畿の一部):約1.71㎡
- 中京間(東海エリア):約1.65㎡
- 江戸間(関東エリア):約1.55㎡
- 団地間(集合住宅):約1.44㎡
なお、「1坪は畳2枚分」と言われることが多く、これはおおむね正解です。
尺貫法による1坪は3.3平方メートルで、中京間の長辺(1.82メートル=6尺)を基準にした正方形にほぼ相当します。
テニスコート
世界共通規格のテニスコートは、シングルスとダブルスでサイズが異なります。
- シングルス:195.63㎡(約59坪)
- ダブルス:260.76㎡(約79坪)
東京ドームは、テニスコート約180面分に相当します。
プール(面積)㎡
オリンピック規格のプールは、50メートル×25メートルで1250㎡です。東京ドームは、プール約37面分に相当します。
サッカーコート
FIFAが推奨するサッカーコートのサイズは105メートル×68メートルで、面積は7140㎡です。東京ドームは、サッカーコート約6.5面分に相当します。
日本の面積
- 日本の面積:37万8000㎡
- 北海道の面積:8万3450㎡
- 本州の面積:22万8000㎡
- 四国の面積:1万8800㎡
- 九州の面積:3万6780㎡
ほかの容積の基準になりそうな事例
プール(容積)
前述のプールの水深を、日本水泳連盟が推奨する水深3mで計算すると、容積は3750㎥になります。
東京ドームは、プールおよそ330杯分に相当します。
高さの基準
- 東京スカイツリー:634m
- 富士山:3776m
- ピラミッド(クフ王のギザ):約150m(146.59mであったとされる説あり)
富士山の高さは、東京スカイツリーをおよそ6本積み重ねた高さに相当します。
長さ・距離の基準
- 地球の円周:4万75km
- 東京駅から新大阪駅までの直線距離:約400km
- 山手線:1周34.5km
- 東京から札幌までの直線距離:800km
- 東京から那覇までの直線距離:1554km
- フルマラソン:42.195km
つまずきやすいポイント・注意事項
- 「東京ドーム○個分」は面積と容積で意味が変わる:報道によって、敷地面積の話をしているのか、体積(容積)の話をしているのかが混同されやすいので、単位(平方メートルか立方メートルか)を意識して読むと誤解を防げます。
- 畳の面積は地域差がある:同じ「6畳」でも、京間と団地間では実際の広さが2割近く変わることがあります。物件の内見や間取り図を見るときは注意しましょう。
- 高さの比喩は積み重ね方の前提が曖昧なことがある:「スカイツリー○本分」という表現は、単純な高さの合計を指していることが多く、実際に積み重ねられるわけではない点に留意しておきましょう。
体験談|数字を基準に置き換えると伝わりやすくなる
筆者は仕事で企画書や記事を書く際、面積や距離をそのまま数字で伝えるより、身近な基準に置き換えたほうが読み手に伝わりやすいと感じることがよくあります。
たとえば「約50万㎡」とだけ書くよりも、「東京ドーム約11個分」と添えるだけで、規模感が一気にイメージしやすくなります。
数字が独り歩きしないよう、身近な基準とセットで紹介する工夫は、資料作成や記事執筆に役立っています。
まとめ
「東京ドーム○個分」「東京スカイツリー○本分」といった比喩表現は、基準となる建造物の正確な面積・容積・高さを知っておくことで、初めて実感を持って理解できるようになります。
テレビやニュースでこうした表現を見かけたときに、この記事の数値を参考にすれば、規模感をすぐにイメージできるようになります。
よくある質問
Q. 東京ドームの面積はどのくらいですか?
A. 東京ドーム全体の面積は4万6755平方メートル(約1万4168坪)で、グラウンドとして使用されている部分は1万3000平方メートルです。
Q. なぜ東京ドームが基準としてよく使われるのですか?
A. 全国的に知名度が高く、多くの人が規模感をイメージしやすい建造物であるためです。特にテレビの情報番組では、視聴者に馴染みのある基準として長く使われてきました。
Q. 畳の広さはどこでも同じですか?
A. いいえ。畳の面積は地域によって異なり、京間・中京間・江戸間・団地間などでサイズが変わります。同じ「6畳」でも実際の広さには差があるため、物件を比較する際は注意が必要です。