IHクッキングヒーターは火が出ないので比較的安全だし、汚れてもウットティッシュでサッと拭けばキレイになるのでお手入れもラク。
電気料金が高騰しているので微妙かもしれませんが、ガスコンロやカセットコンロより低コストで経済的。
ただ、2口タイプだとキッチンに置きっぱなしになるので、ダイニングテーブルで使うことなどを考えたら1口タイプを2つ用意してもいいかなと思ったりします。
でも、1口タイプを2台同時に並べて使えるのか? 使えたとしても安全なのか?
そこで本記事では、IHクッキングヒーター1口タイプの活用法について調べてみました。
この記事のポイント
✓ IHクッキングヒーターの特徴とメリット
✓ IHクッキングヒーターの便利な使い方
✓ IHクッキングヒーター1口×2台同時使用は可能か?
IHクッキングヒーターの活用メリット
まずは、IHクッキングヒーターの仕組みから抑えておきましょう。
ガスコンロが火を使って直接炎を発生させ、鍋やフライパンを加熱するのに対して、IHクッキングヒーターは高周波の電磁界を使用して鍋やフライパンを加熱します。
これがメリット
・高鍋やフライパンに直接加熱が伝わるので、エネルギーのロスが少なく効率的な加熱が可能です。
・高い精度で温度を制御。短時間で目標温度に達し正確な温度調整が可能です。
・ IHクッキングヒーター自体は直接熱くならないので、火がない分、火災のリスクが低くなります。
・使っていないときは、平らなトッププレートを食材の仮置き場にしたり活用できます。
ただし、磁性のある調理器具(鉄やステンレス鋼など)は使えますが、磁性のない器具は使用できません。
アイリスオーヤマ IHコンロ 1口 IHクッキングヒーター
IHクッキングヒーターの便利な使い方
IHクッキングヒーターは熱効率がよく正確な温度で効率的に使えるので、多彩な調理に活用できます。
・熱効率が高いので水を沸騰させたり、急いで食事を調理したいときに役立ちます。
・温度制御機能を活用して、チョコレートを溶かしたり、ソースを試作する際に便利です。
・一部のIHクッキングヒーターには保温機能があるので効果的に活用できます。
・2口コンロであれば、同時にさまざまな料理を調理できます。
・温度制御が簡単なので、煮込みやシチューなど長時間の低温調理にも適しています。
・素早く揚げるフラッシュフライでも油を効率的に加熱。サクサクとした食感を与えます。
・熱を素早く切り替える性能があるので、煮る、蒸すなど、多彩な調理方法に適しています。
ただし、見た目に熱さが感じられないので、調理後は冷めるまで子どもを近づけないようにするなど気をつける必要があります。
また、フライパンなどをトッププレートから浮かすと電源が切れる場合があるので、浮かしてあおるような調理には向いていません。
IHクッキングヒーター1口タイプを2台並べて使えるのか?
調べた結果から先に言うと、1口タイプのIHクッキングヒーターを2台同時に並べて使うことはできません。
その理由を説明しましょう。
・各ヒーターが最大出力で動作する際に必要な電力を確保できない場可能性があります。
※1つのコンセントは15A。差し込み口が2つあっても最大値は合計15A=1500Wまでなので2台同時利用は難しい。
・複数のIHクッキングヒーターを近くに置くと、電磁干渉が発生する可能性があり誤作動が発生したりすることがあります。
・複数のヒーターが近接して使用されると、周囲の熱が蓄積され家具や壁に影響を与えてしまう場合があります。
ということで、IHクッキングヒーター1口タイプをキッチンでは2台併用、ダイニングテーブルでは1口だけなど、臨機応変に使い分けることはできないことがわかりました。
キッチンでは2口のIHクッキングヒーターを使い、別途1口タイプを用意する。
使い分けるとしたら、それしかないようですね。