Garminのスマートウォッチを買い替えるとき、気になるのはこれまで記録してきた歩数や睡眠、心拍のデータがどうなるかではないでしょうか。
この記事では、Venu 2からvívoactive 5への機種変更を例に、データを引き継ぎながらスムーズに乗り換える手順を解説します。
前提・環境情報
- 対象機種:GARMIN Venu 2 → vívoactive 5(他のGarminスマートウォッチ間でも手順はほぼ共通)
- 使用アプリ:Garmin Connect(iOS/Android)
- 前提条件:旧機種・新機種の両方で同じGarmin Connectアカウントを使用すること
Garminのスマートウォッチは、機種変更時も同じGarmin Connectアカウントを使えば、アクティビティ履歴やヘルスケアデータ(歩数・睡眠・心拍など)をクラウド経由でそのまま引き継げる仕組みになっています。本体を交換したからといって、過去のデータが消えてしまう心配はありません。
移行前に確認しておきたいこと
手順に入る前に、以下の2点だけ押さえておいてください。
- Garmin Pay/Suicaを利用していた場合:電子マネー残高やカード情報は新機種へ直接引き継げません。旧機種側で使い切るか払い戻し手続きを行ったうえでカード登録を削除し、新機種で新規に登録し直す必要があります。具体的な残高の処理方法は別記事で詳しく解説しています。
- 音楽データ・Connect IQアプリ:Spotifyなどのオフライン楽曲やパソコンから転送した音楽、一部のConnect IQアプリ(文字盤やサードパーティ製アプリ)は、新機種側で再ダウンロード・再設定が必要です。
手順1:旧機種(Venu 2)の最終データ同期
- スマートフォンでGarmin Connectアプリを開きます。
- ホーム画面上部のデバイスアイコン(同期マーク)をタップし、手動で同期を行います。
これにより、直前までの歩数・心拍・睡眠データが確実にクラウド側へ保存されます。移行直前に必ず行っておきたい、いちばん大事な一手間です。
手順2:新機種(vívoactive 5)のペアリングと追加
- vívoactive 5の電源を入れ、言語(日本語)を選択します。
- ディスプレイにスマートフォンとのペアリング画面(QRコードなど)が表示されます。
- スマホのGarmin Connectアプリを開き、右下の「詳細(…)」>「Garminデバイス」>「デバイスの追加」をタップします。
- 検出されたvívoactive 5を選択し、画面に表示される6桁のペアリングコードをスマホに入力します。
- 画面の案内に従ってセットアップを進めます。
- 優先ウェアラブル(プライマリデバイス)の選択画面が出た場合は、vívoactive 5を選択します。
- 「設定の転送(バックアップから復元)」が表示された場合は「転送する」を選択すると、旧機種の設定の一部(心拍ゾーンや通知設定など)が自動的に適用されます。
手順6で優先ウェアラブルを新機種に切り替えておくことで、以降のデータ記録がvívoactive 5側で行われるようになります。
ここを飛ばすと通知や記録が旧機種側に残ったままになることがあるので、忘れずに行ってください。
手順3:動作確認と個別の再設定
- 同期完了後、アプリの「今日の表示」にこれまでの累積データが反映されているか確認します。
- Garmin Pay/Suicaのセットアップを行います。
- 音楽機能・Connect IQアプリの再設定やダウンロードを行います。
累積データがきちんと表示されていれば、移行は成功です。もし反映されていない場合は、手順1の最終同期がうまくいっていない可能性があるので、旧機種を再度同期してから確認し直してください。
手順4:旧機種(Venu 2)の整理(今後使用しない場合)
売却・譲渡・保管する場合は、以下の手順で登録を解除しておきましょう。
- Garmin Connectアプリの「Garminデバイス」からVenu 2を選択(または長押し)し、「デバイスを削除」します。
- スマートフォンのBluetooth設定画面を開き、登録済みデバイス一覧から「Venu 2」のペアリングを解除(削除)します。
- Venu 2本体の「設定」>「システム」>「リセット」>「データの消去と設定のリセット」を実行して初期化します。
つまずきやすいポイント・注意事項
優先ウェアラブルの切り替え忘れ
ペアリング自体は完了していても、優先ウェアラブルが旧機種のままだと、通知や一部の記録が新機種にきちんと反映されないことがあります。セットアップの途中で選択画面が出なかった場合は、Garmin Connectアプリの設定からあとで手動で切り替えられます。
Garmin Pay/Suicaは自動で引き継がれない
これだけは自動移行の対象外です。旧機種側でのカード削除と、新機種側での新規登録が必要になるので、忘れず対応しておきましょう。
まとめ
Venu 2の最終データをGarmin Connectアカウントに同期したうえで、vívoactive 5を追加してペアリングし、優先ウェアラブルに指定すれば、これまでのデータはクラウド経由でそのまま引き継がれます。
これでGarminのスマートウォッチを機種変更しても、データを途切れさせずに使い続けられるようになります。
よくある質問
Q. 機種変更すると、過去のアクティビティ履歴は消えてしまいますか?
A. 消えません。データは本体ではなくGarmin Connectアカウント側に保存されているため、同じアカウントで新機種にログインすれば、これまでの歩数・睡眠・アクティビティ履歴はそのまま引き継がれます。
Q. Garmin Pay(Suica)の残高はどうなりますか?
A. 新機種へ自動では引き継がれません。旧機種側で使い切るか払い戻し手続きを行い、カード登録を削除してから、新機種側で新規に登録し直す必要があります。
Q. 優先ウェアラブルの設定を後から変更することはできますか?
A. できます。Garmin Connectアプリの「Garminデバイス」一覧から、いつでも優先ウェアラブルを切り替えられます。